【プラスチック・樹脂】成形パール着色成形とパール塗装の完成品の違いは?
細かいパール粒子が層状にされることにより、光が多重層反射され、
まるで真珠のような高級感のある仕上がりになるのが特徴です。
さて、このパールの入ったプラスチック樹脂の作り方に
成形時にパールを混ぜて流しこむ手法と
単色の成形品に、パール塗装を施す方法があります。
本日は、成形パール着色成形とパール塗装の完成品の違いについて解説し、
効果的な組み合わせについて考えたいと思います。
成形と塗装の基本的な違いとは?
プラスチック製品にパール色を施す方法として、成形時の着色と後加工の塗装があります。
成形樹脂に色を加える方法は製造プロセスを単純化するものの、色の均一性に課題が残ります。
一方で塗装は、高品質な仕上がりを実現しますが、コストと時間が増加するデメリットがあります。
成形樹脂での着色:メリットとデメリット
成形樹脂での着色は生産効率が向上し、コスト削減に寄与しますが、一般的には高品質なパール仕上げを求める場合には不向きです。
特にラメの分布が不均一になりがちで、見た目の質感にバラつきが生じることがあります。実際に写真で見てみましょう。
(最近は成形技術も発達し、高品質な成形が可能になってきています。もちろんその分コストもかかります。)
塗装によるパール色の仕上げ:一定の品質を保証
塗装では、精密な色調整とラメの均一分布が可能で、製品の外観を一層引き立てます。
この方法は特に高級感を出す必要がある製品に適しており、品質の一貫性を保つことができます。
写真では若干わかりづらいですかね(^^;)
弊社では、事務所にショールームを構えていりますので、実際に現物を確認いただくことが可能です。
お気軽にご連絡ください。
樹脂塗装に最適なウレタン塗装とは?
樹脂への塗装は主にウレタン塗装が使われいます。ウレタン塗装とは、ウレタンを主成分とした「ウレタン塗料」を使用し、素材対応温度以下の60°~80°温度をかけ強制乾燥をする塗装方法です。
▼詳しくはこちらに詳細がございますのでぜひご覧ください。▼
https://www.okumakot.com/skill/skill7/
最適な選択肢は?成形樹脂か塗装か
使用目的に応じて、成形樹脂と塗装のどちらを選択するか決定することが重要です。
各方法のメリットとデメリットを理解し、製品の用途や市場でのコストと時間の制約を総合的に考慮した上で、
最適な選択を行うことが必要です。
弊社では、長年の経験を基に、パール塗装の4つの最適解をご提案しています。
また、小ロットでも対応可能な当社の強みを活かし、
パール塗装を施して付加価値を加えた特別仕様の事例も多数ございます。
塗装について不慣れな方でも、お気軽にお問い合わせください。