1コート1ベイク←意味ご存知ですか?
こんにちわ!事務員の中川です。
新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します^^
新年初のブログは、基本的なコート・ベイクについてです。
事務所に来られた取引先の方が、
「はじめて塗装を依頼するときコートとベイクとか、専門的な言葉の意味が分からなかった・・・」
とおっしゃっていたので、基本的な事ですがこの記事が何かの役に立てばうれしく思います◎
コート・ベイクの意味
皆さん塗装の依頼をする際、「〇コート〇ベイク」って聞いたことありますか??
寒いときに着るコート・・・ではありません!(;^^)
”コーティング”(塗装する)意味のコートですね。
ベイクは「焼く」「焼き固める」等の意味です。
塗装業界では、製品に塗装をする作業を『コート』
焼付する工程を『ベイク』と呼びます。
例えば、1面のみの塗装で、1回塗り、1回焼付の場合は、
①塗装して → ②焼付
になるので、1コート1ベイクです。
2コート2ベイク
膜厚を出したいときや、色を綺麗に出したい場合などに、
①下塗り塗装 → ②焼付 → ③上塗塗装 → ④焼付
で作業します。この場合、2コート2ベイクです。
2コート1ベイク
密着性の高い速乾性の下地塗料を使う場合は、
焼付を挟まず自然乾燥した後に上塗り塗装し、
1度の焼付で仕上げる場合もあります。
①下塗り塗装 →(自然乾燥)→ ②上塗り塗装 → ③焼付
この場合、2コート1ベークです。
ただし気を付けなければいけないのが、焼付を挟まないことで工程は少なくなりますが、
塗装面と塗料の間に空気が入って塗装不良の原因になるので注意が必要です。
・・・と、このように工程を組み合わせることで
何十通りの塗装方法があります。
まとめ
何が言いたいか??
ずばり、
「工程を増やすとコストが上がり、工程を必要以上に減らすと不良につながる」
という事です!
でも、その商品のベストの工程を見つけるのも、塗装技術のひとつ。
私たちは、塗装歴20年のノウハウをもって、一番最適の工程をご提案致します。
興味のある方は、納品事例にも工程を載せておりますので、ぜひご覧ください^^
塗装でお困りの際は一度、弊社にお問い合わせください◎
おまけ
塗装といえば、イメージしやすいのが車の塗装だと思います。
一般的な車の塗装工程は、3コート3ベイクと言われています。
それだけでも大変な工程なんですが、
手間の掛かった塗装というと代表的な例で、トヨタセンチュリーがよく知られています。
何コート何ベイクだと思いますか?
答えは、7コート5ベイクです。塗装時間は一般的な車のなんと約4倍だそうです。(ひぇ~)
流石超一流、2000万近くするだけある・・・・
以上、余談までお付き合い頂きありがとうございました(^^)