カラークリア塗装について解説します。
こんにちは。株式会社オークマ工塗の寺倉です。
本日はカラークリア塗装について解説していきます。
カラークリア塗装の概要
カラークリアとは、いわゆる「透け感をもつ色の塗装」の事です。
カラークリア塗装は、自動車や楽器、家具など様々な場面で使用される一種の塗装方法です。
この塗装方法は、鮮やかな色彩と高い光沢を実現するために広く使われています。
カラークリア塗装は、美しい仕上がりと耐久性を兼ね備えた塗装方法です。
専門的な知識と経験を持つ塗装業者に依頼することで、理想的な仕上がりを実現できます。
カラークリア塗装の事例
アルミ、ガラス、ABS素材への カラークリア塗装事例の写真見ていきましょう。
それぞれの素材での見え方の違いを比べてみて下さい。
素材:ガラス(1回塗り)
中は透明で外側だけ透けたカラーが入ることで上品な見栄えとなります。
素材:アルミダイカスト(1回塗り)
金属の光沢がぴかっと輝き、高級感のある仕上がりとなります。
こちらも素材はアルミです
同じアルミでも、下地を磨いている方が鏡面でて透明度の高いカラークリア塗装となります。
このように下地の状態によっても見た目が大きく異なります。
素材:ABS(2回塗り)
ABSのようなプラスチック素材にも塗装が可能です。
下地にシルバーのメタリック塗料を塗装した上からカラークリア塗装を施します。
▼その他のカラークリアの塗装事例はこちら▼
カラークリアの種類
染料系と顔料系の違い
カラークリアの中でも種類があり、大きく分けて染料系と顔料系の塗料の2種類に分類されます。
それぞれの違いは以下の通りです。
性質
染料系: 染料は基本的に透明または半透明で、光を通しやすい性質を持っています。そのため、染料を使用した塗料は透明感のある仕上がりとなります。
顔料系: 顔料は不透明または半透明の固体粒子で構成されています。これを使用した塗料は、光を散乱させ、より不透明な仕上がりとなります。
耐光性
染料系: 染料は紫外線や外部の環境要因に弱いことが多く、色あせや変色が生じやすい傾向があります。
顔料系: 顔料は一般的に紫外線に対してより耐性があり、色の安定性が高いです。
用途
染料系: その透明性を活かし、木目や下地のデザインを透かして見せたい場合や、深みのある色彩を求める場合に使用されます。
顔料系: カバー力が求められる場合や、特定の色を明確に出したい場合、外部環境に対する耐久性が重要となる場合に選ばれます。
混合
両者を組み合わせることで、特定の効果や質感を出すためのカラークリア塗料も存在します。
染料の透明性と顔料のカバー力や耐久性を組み合わせることで、多様なニーズに対応することができます。
まとめ
これらの違いを理解し、用途や求める効果に応じて最適なタイプのカラークリア塗料を選択することが重要です。
塗装でご不明点などございましたらどんな些細なことでも弊社オークマ工塗まで
お気軽にご連絡ください。お待ちしております!