納品事例 [CASE STUDY]

【軟質塩ビ素材に塗装】難しいですが…出来ちゃいました。

塩ビ素材の球体に塗装しました

製作データ DATA

製作者コメント COMMENT

こんにちは!
オークマ工塗の寺ッちこと、
営業の寺倉(テラクラ)です^^

 

3月に入ると花粉に悩まされている人は多いのではないでしょうか?私もその一人です^^;2月中頃から5月初めまではマスク・目薬・ティッシュと、花粉対策を徹底しないと生活していけない状態です(泣)

 

さて今回ご紹介する塗装納品事例は…
お客様の一言でスムーズに完成まで進んだ話です。

 

トレーニング用ボール。塩ビ素材に塗装?

 

いつものようにホームページからのお問合せを見ていると、思わず眉間にシワを寄せる難しそうな相談内容がありました。それはトレーニング用のボール(エンビ素材に中が重くしてある物)に、真っすぐな7ミリ程度のラインを塗装したいと言う内容でした。

 

(これは難しいぞ…)

 

初めに私が考えた塗装方法は、地球儀みたいに回しながらエアブラシ(ペン型の塗装ガン)で塗装する方法でした。私も長い間塗装の仕事を経験しているだけに、「球体へのマスキングは難しい」と、当初はあまり前向きな考えではありませんでした。

 

そんなこんなで頭を悩ましていると、お客様から「治具は作成します。どのような状態になったら塗装可能ですか?」と、お客様の方から治具の提案が出てきたのです。

 

「そうか、治具の手があった!」、そして完成した治具がこちらです。

 

 

塩ビ素材の球体に塗装しました

 

 

最初は「これで本当にうまくいくのか…」と心配でしたが、ボールの柔らかさを考え押しつけ締め上げたら、驚くほど隙間が無く絶妙な治具へと完成したのです。何事もやってみないと分からないですね。

 

我々は色を塗るプロ、つまり職人でありますが、治具を製作するアイデアやノウハウは、逸品モノを作る試作やモデルを専門にしている業者様には一歩及びません。しかし、今回はその業者様達も想像しない発想の治具だと私は思います^^

 

知恵を出し合い前向きに取り組む姿勢が大切

 

今回のサンプル製作は「塩ビ素材にラインを入れる塗装」と、工業塗装を扱う業者なら考えられない相談内容でした。私も初めは「無理かも知れない…」と、ネガティブに考えていましたが、お客様からの「治具は作れませんか?」と一言の提案と、その前向きに仕事へ取組む姿勢があって、イメージ通りに出来上がったと物だと思っております。

 

自分たちだけで考えてもできない事って山ほどあります。だからこそ今こそ、チェンジ&チャレンジです^^当社のコーポレートスローガンをどんどん実践していこうと思います!

 

■今回の塗装仕様

素材:PVC
塗料:ウレタン塗装 ワレンコート
治具:お客様支給
塗装工程:3回塗り(ライン3本仕上げ)


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